《随時更新・セーリング 混合Nacra17 パリオリンピック》飯束 潮吹/ 西田カピーリア 桜良組 R11を7位フィニッシュ 総合17位で大会を終える
2024/8/6 R11を終え総合結果17位
R12 11位
R11 7位
R10 11位
下記は公益財団法人日本セーリング連盟発表の内容です。
男女混合ディンギー種目、岡田/吉岡組は暫定3位でメダルレースへ男女混合マルチハル種目は総合17位で大会を終える
レース10日目。マルセイユは今日も風が弱く、男女混合ディンギー種目470級はジリジリするような微風の中、2レースを実施。オープニングシリーズは全8レースで終了しました。
470 級の岡田奎樹/吉岡美帆組は、9位—3位でフィニッシュ。暫定3位で明日のメダルレース進出を決めました。オープニンシリーズの上位10艇によって争われるメダルレースは、得点が通常の倍(1位2点、2位4点……)になります。岡田/吉岡組と暫定1位のオーストリアとの点差は11ポイント、暫定2位のスペインとは 4 ポイント差のため、十分逆転が狙えます。しかし 4 位のスウェーデンとも 4ポイント差です。明日のメダルレースは痺れる展開となりそうです。
男女混合マルチハル種目Nacra17級は、今日 3レースを行い全12レースのオープニングシリーズが予定どおり終わりました。飯束潮吹/西田カピーリア桜良組は11 位—17 位—11 位とまとめ総合 17位で大会を終えています。
今日予定されていた男女ディンギー種目 ILCA6/7 級のメダルレースは風が弱く、実施できませんでした。メダルレースは明日に持ち越し。明日はILCA6級、ILCA7級、Nacra17 級そして 470 級の 4 種目でメダルレースが行われる予定です。
成績&スケジュール(ワールドセーリング五輪公式大会サイト)
https://paris2024.sailing.org/racing/results-centre/
(審問により成績が変更される場合があります。またレーススケジュールはコン
ディションによって変更されますので、必ず最新情報をご確認ください)
[選手コメント]
Nacra17 級クルー・西田カピーリア桜良選手
「初めてオリンピック、初日はその雰囲気に緊張しましたが、2日目以降はいつもの大会と同じように、意外に緊張せずにできました。私たちのチームは怪我や病気などもあり、練習できない期間があったので、技術的にはまだ上位陣とは差がある状態ですが、今日は自分たちの得意風域で強みを出せるレースで、3レースを通して良いスタートができて、3
レース目は上マークまで3位でした。それは素直に嬉しかったです。本当に多くの方に支えていただいたキャンペーンだったと思います」
Nacra17 級スキッパー・飯束潮吹選手
「今日は良いレースができました。ふんばった、がんばったという感じです。3 レースしっかり考えて、もちろん全レースそうしていますが、今日はコースの選択も良く、しっかり勝負に出られました。自分たちは今日が最終日となりますが、最後のレースは狙い通りのスタートができ、納得するレースができました。ただ、セーリング競技に関して完全燃焼は一生することはないですね。ずっと燃え続けているという感じです。いろいろな方に支えられて、応援されてここまで来ることができました。この経験を形にして貢献していきたいです」
2024/8/5 総合17位
R9 19位
R8 17位
R7 10位
下記は公益財団法人日本セーリング連盟発表の内容です。
男女混合ディンギー種目、風弱くノーレースで順位は変わらず 男女混合マルチハル種目は9レースを終え、順位を一つあげる
レース 9 日目。今日のマルセイユは風が弱く、スケジュールどおりにレースが行われませんでした。男女混合ディンギー種目の 470 級は、レース海面を変更してスタートしましたが、徐々に風がなくなり、最初の下マークに到達する前にレースがキャンセルとなりました。その後のレースは行われず、今日は 1 レースも成立しませんでした。
男女混合マルチハル種目のNacra17級は一番沖側のレース海面で3レースを実施。
飯束潮吹/西田カピーリア桜良組は、10 位—17 位—19 位で昨日から順位を一つあげ暫定17位となりました。
セーリング競技の中で参加艇数が最も多い男女ディンギー種目(男女各43艇)は今日が予選最終日でした。男子は風が弱く 1 レースも行われませでしたが、女子はなんとか1レースを実施。暫定トップ、オランダのMarit Bouwmeester選手が2 位と21点差をつけ、明日のメダルレースを待たずに金メダルを確定させました。
Bouwmeester 選手はリオ大会で金、東京大会で銅メダルを獲得し、パリ大会で再び金メダルを手にしました。明日行われる予定の女子ディンギー種目のメダルレースは、銅メダル争いが熾烈を極めそうです。
明日も今日と同じく風が弱い予報です。男女混合ディンギー種目 470 級と男女混合マルチハル種目Nacra17級は明日が予選最終日。Nacra17級は 3レース、470級は今日ノーレースだったため当初の予定より 1レース多い 3レースが行われる予定です。
成績&スケジュール(ワールドセーリング五輪公式大会サイト)
https://paris2024.sailing.org/racing/results-centre/
(審問により成績が変更される場合があります。またレーススケジュールはコンディションによって変更されますので、必ず最新情報をご確認ください)
[選手コメント]
Nacra17 級スキッパー・飯束潮吹選手
「今日は本当に思ったようなレースができませんでした。良いスタートはしているのですが、風の読みが悪くて良いレースができず、納得できない 1 日でした。それが実力といえば実力なんですが……。明日も軽風シリーズだと思いますので、きれいに攻めて納得いく形で予選を終えたいです」
Nacra17 級クルー・西田カピーリア桜良選手
「今日は本当に不完全燃焼で終わってしまいました。正解を見つけられずに間違えて、間違えて、負けて終わったみたいな。やり残した感が大きいので、明日は完全燃焼できるようにレースをしていきたいです」
470 級スキッパー・岡田奎樹選手
「風は落ちてくるだろうなと思っていました。イメージ的には最後のたまりの勝負というか、入ってくるというよりは抜けていくところの勝負なのかなと予想してレースをしていましたが、今日は順位が良くなかったので、途中でレースが中止になりラッキーでした」
470 級クルー・吉岡美帆選手
「今日レースができなかったので、明日は3レース行う予定です。あと(予選は)3レースなので、3 レースでやれることをやる。近い点数のチームを意識しつつ、メダルレースに優位なポジションでいけるように戦いたいと思います」
《随時更新・セーリング 混合Nacra17 パリオリンピック》2日目、3レースとも17位でフィニッシュ 暫定18位。飯束 潮吹/ 西田カピーリア 桜良組
2024/8/4 総合18位
R6 17位
R5 17位
R4 17位
下記は公益財団法人日本セーリング連盟発表の内容です。
男女混合ディンギー種目、暫定3位に後退男女混合マルチハル種目は6レースを終え暫定18位
レース8日目。今日からセーリング競技の新種目、男女カイト種目Formula Kite級のレースが始まりました。これでオリンピック全10種目がマルセイユの海に登場したことになります。
男女混合ディンギー種目 470 級は苦戦をしいられた 1日でした。最初のレースは14 位、続くレースは12位と順位を落とし、前日までの首位から暫定3位に後退しています。
暫定1位はオーストリアのLara Vadlau/Lukas Maehr 組、暫定 2位はスペインのJordi Xammar Harnandez/Nora Brugman Cabot 組です。1 位のオーストリアとは 6ポイント、2位のスペインとは1ポイント差です。また暫定4位のスウェーデン、Anton Dahiberg/Lovisa Karlsson 組とも 1 ポイント差と、上位 4 艇は僅差の接近戦となっています。明日以降も上位4艇による、シビア駆け引きが続きそうです。
男女混合マルチハル種目 Nacra17 級は、今日も厳しい戦いを強いられました。フォイリング艇にとって波のあるコンディションは操船が難しく、トップ集団とは力の差が歴然で、なかなか上位に追いつくことができません。飯束潮吹/西田カピーリア桜良組は、明日以降、少しでも順位を上げるべく気持ちを新たにしてい
ます。
明日は今日より風が弱くなる予報で、470級は2レース、Nacra17級は3レースが行われる予定です。
成績&スケジュール(ワールドセーリング五輪公式大会サイト)
https://paris2024.sailing.org/racing/results-centre/
(審問により成績が変更される場合があります。またレーススケジュールはコンディションによって変更されますので、必ず最新情報をご確認ください)
[選手コメント]
470 級スキッパー・岡田奎樹選手
「今日のレース、何が具体的に悪かったのか、どこの選択が悪かったのか、まだちょっと整理できていないですが、(吉岡選手との)コミュニケーションが(普段より)少なかったですね。普段は基本的に僕がずっとしゃべっているんですが、しゃべりが少ないということは、自分の中で整理ができていなかったのかもしれません。自分の中では整理していたつもりはないんですが……、分からなくなっちゃって。自分が選択したコースとは違う風が入った時に、どこの判断が違っていて、どこは合っているのかが整理できていなくて、それを抽出するのに時間がかかってしまいました。未だに何が悪かったのか分からないんですけど。
明日に向けてやらなければいけないのは、切り替えること。気持ち的にすごく引きずり下ろされたという感覚が強いので、そういう考え方のケアと、明日からどういう戦いをしていくか、というのをもうちょっと踏み込んで決めておくべきですね。
軽風になったらけっこう自信があるので、一昨日までみたいにレースプランをきっちり固めずに、その場の対応でやりきろうと。そっちの方がブローに対しては敏感なのでいいのかなと思ったんですけど、レースしている間、もしかしたら皆に寄せるとか、そういうところが自然と頭に入ってきちゃったのかもしれないですね。そういうつもりはなかったと思うのですが、そのあたりが本当にそうだったかも分からないので、もう一回考え直して、コースのトラッキングを見て、この時こういうことを考えていたんだけど、実際はこういう見え方だったのかというのはもう少しフラットに考えて、明日は軽風でしょうから、明日の戦い方は先に決めて、しっかりやりきる方向性でやらないといけません。スピード自体は問題ないと思いますが、コースの組み立てがちょっと違ったのかなぁと思います」。
470 級クルー・吉岡美帆選手
「(現在暫定トップの)オーストリアのララとは、女子 470級でリオまで戦った経験があります。どんな選手かというと、負けん気が強いです。負けず嫌いで、けっこう絡んでいくタイプだと思います。
今日はうねりだけが残っていたので、バランスを取るのがけっこう難しくて、自分もバランスをとるので一杯一杯になっちゃって(周りが)見えていなかったです。そこは反省すべきところです」
Nacra17 級スキッパー・飯束潮吹選手
「フォイリングコンディションで波があると、技術的な差が顕著に出てしまいます。波がある海面のフォイリングが一番難しいです。いかに波にもっていかれずに、スピードをキープするか。波のアップダウンも、風のアップダウンもありますし、トリムもメインシート、トラベラー、それからダガーボードのコントロールもしなければならず、前後移動もやらないといけないので、なかなかフラットな海面とは違います。今日は苦しいレースでしたね。苦しいレースでしたが、全力は出しています。
順位もある程度決まってきているので、しっかり攻めたレースをしてもうちょっと前に食い込めるようなオリンピックにしたいなと思います」
Nacra17 級クルー・西田カピーリア桜良選手
「今日はタックがちょっと多かったです。Nacra17級の場合、艇の性質もあるのでトップを走る選手ほどタックが少ないです。今日はシフティなコンディションということもありましたが、それでも多かったと思います。明日からの風はたぶん得意風域なので、自分たちのMAX良い走りをしたら前に行けると思うので、自分たちの力を信じてやっていきます。明日への活力のために、差し入れの鳩サブレーを食べたいです、それとメロンですね。選手村のメロンがとても美味しくて、潮っぽい体がメロンを欲しているんです。夜と朝に食べて元気をつけます」
《随時更新・セーリング 混合Nacra17 パリオリンピック》飯束 潮吹/ 西田カピーリア 桜良組、初日厳しい滑り出し
2024/8/3 総合19位
R3 19位
R2 17位
R1 17位
下記は公益財団法人日本セーリング連盟発表の内容です。
男女混合ディンギー種目、暫定1位をキープ 男女混合マルチハル種目は初日のレースから厳しい戦いに
レース7日目。今日は地中海特有の北寄りの強風、ミストラルが吹く1日となりました。レース海面にもよりますが、コンスタントに15〜20ノット、ガストで25〜30ノットの風が吹くコンディションで、男女のディンギー種目ILCA7/6級、男女混合ディンギー種目 470 級、そして今日から男女混合マルチハル種目 Nacra17級のオープニンシリーズも始まりました。また昨日延期になった男女ウインドサーフィン種目のメダルシリーズも行われました。
今日からレースが始まった男女混合マルチハル種目。スキッパーの飯束潮吹選手にとっては東京大会に続き 2度目、クルーの西田カピーリア桜良選手は初めてのオリンピック出場です。
強風予報で難しいレースになることを覚悟していた 2人ですが、ギアトラブルなどもあり成績はふるいませんでした。しかしレースはまだ始まったばかり。明日以降は再び風が弱くなる予報なので、気持ちを切り替えて順位アップを目指しま
す。
男女混合マルチハル種目は1日3レース、計12レースのオープニングシリーズを経て、8月7日に上位10艇によるメダルレースが行われる予定です。
男女混合ディンギー種目470級は今日も予定どおり2レース行われ、岡田奎樹/吉岡美帆組は暫定首位をキープしています。
どちらかというと強風のスピードを課題にしている岡田/吉岡組。強風予報の今日が一つの山場になると意識してレースにのぞみました。1レース目はピンエンド(風上に向かってスタートラインの一番左側)のスタートを決めてレース中盤までトップでしたが、最後のダウンウインドで強風を得意とするスウェーデンに抜かれ
2位でフィニッシュ。続く 2レース目は風向がコンスタントに変わるコンディションの中、スウェーデ
ンを意識しすぎてダウンウインド(風下に向かっての帆走)で後続艇団に追いつかれ、6位でのフィニッシュとなりました。それでも岡田/吉岡組は危なげなく暫定首位を守っています。明日は風が少し弱くなる予報で、岡田/吉岡組が得意な風域になりそうです。
今日行われた男女ウインドサーフィン種目のメダルシリーズでは、新フォーマットならではのドラマがありました。
メダルシリーズはオープニングシリーズの得点がリセットされ、10〜4 位による準々決勝、準々決勝上位2人と2〜3位による準決勝、準決勝上位2人とオープニングシリーズ 1位による決勝が行われ、決勝の着順によってメダルの色が決まり
ます。
大番狂わせは女子iQFOiL級で起きました。オープンニングシリーズで2位に倍以上の点差を付けて独走し、金メダル確実と思われていたイギリスの Emma Wilson選手が、決勝でまさかの最下位となり銅メダルに。レースが終わった瞬間、ボードの上でうずくまり頭を抱えた姿は悲痛なものがありました。優勝はオープニングシリーズ3位のイタリア、Marte Maggetti選手でした。
以前のフォーマット(オープニンシリーズの得点がリセットされずに決勝 1レースだけ行う)であれば、こうした大逆転劇は起こりませんでした。賛否両論はありそうですが、最後まで何が起こるか分からないというスリリングさは、セーリング競技の新しい一面です。
成績&スケジュール(ワールドセーリング五輪公式大会サイト)
https://paris2024.sailing.org/racing/results-centre/
(審問により成績が変更される場合があります。またレーススケジュールはコンディションによって変更されますので、必ず最新情報をご確認ください)
[選手コメント]
Nacra17 級クルー・西田カピーリア桜良選手
「初めてのオリンピックですごく気合いが入っていました。1 レース目は感覚もすごく良くて、いい感じで上マークを回ったあと、ダウンウインドでジェネカーのハリヤードのカムが外れてしまって。それが 5 回ぐらい続いて、それでちょっと体力を消耗してしまったのと、3 艇ぐらいに抜かれてしまったのが残念です」
Nacra17 級スキッパー・飯束潮吹選手
「初日は強風予報だったので難しいレースになると思っていました。出だしは良かったのですが、ちょっとした艇のトラブルがあって、それから波に乗れずに今日 1 日が終わっちゃったという感じです。トラブルで集中力が落ちてしまい、しっかりレースに挑めなかったのが良くなかったね、というのはレース後にチームで話し合いました。明日以降は風域が変わる予報ですし、まだ始まったばかりなので、チームとしてクヨクヨはしていません。明日以降、切り替えてしっかりやっていこうと思います」
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