世界水準のオールシーズン型マウンテンリゾートを目指し、独自の発展を続ける白馬村。
2023年の12月には、チャレンジ白馬で実働に至った、ナイトデマンドタクシー出発式が行われました。TABITO Japanでは、このナイトデマンドタクシーの取材(2023年12月の訪問)を機に、サスティナブルツーリズムの長期取材の対象地域として、白馬村訪問を重ねてきました。
ベスト・ツーリズム・ビレッジ(国連世界観光機関(UNWTO)が実施するプロジェクトで、持続可能な開発目標(SDGs)に沿って観光を通じて地域を開発する優良な地域を認定)の話題や、先駆的DMOに採択された一般社団法人白馬村観光局など、注目度の高い話題が続く白馬村ですが、2025年は、いよいよウィンターシーズン到来に合わせ、TABITOスポーツコンテンツとしても、スキー・スノーボード中心に、ウィンタースポーツの話題も白馬村を皮切りに発信していく予定です。
当ページではUberと白馬村の「包括協定調印式」及び「出発式」の模様を速報します。
※Uberアプリ・・・世界70カ国以上で利用され、50言語に対応しているUberアプリを介することで、乗客はどの国でも母国語でドライバーとやりとりでき、GPS追跡や相互評価システムなどの機能を通じて、乗客とドライバー双方に安全性と利便性の高い体験を提供しています。
白馬村村長 丸山俊郎氏
TABITOからの質問:昨年(ナイトデマンドタクシー出発式)の段階では、まだ人流データの採取、活用には至っていなかったと認識していますが、Uberのデジタルプラットフォームを活用するということは、ビッグデータを取得できるという意味で、オーバーツーリズムと同時に、積極的な観光戦略においても、活用していくビジョンでしょうか。12月1日から3月までの冬期限定でのUberアプリ活用とのことですが、通年での利用は念頭におかれてますか。
丸山村長:はい、その通りです。ゆくゆくは通年での活用も念頭に進めていきます。段階的なステップを踏んで、まずはオーバーツーリズムの解消という目下の課題解決で、Uberを活用するということでございます。
TABITOからの質問:現在TABLE Checkサービス加盟店は、50店舗とのことですが、将来的には、加盟店が増えることを見込んでいらっしゃいますか?
丸山村長:具体的な数では申し上げられませんが、導入することでよい報告もいただいています。様々なお考えがあるかと思いますので、こちら側から無理にお願いすることではありませんが、ぜひ今後もより多くの店舗様が参加いただければと思っております。
Uber モビリティ事業 アジア太平洋地域代表 ドム・テイラー氏
「この度、白馬村との協力によりUberアプリによるタクシー配車サービスを提供できることを大変嬉しく思います。本取り組みにより、多くの人に愛されてきた美しい白馬村が、より便利で魅力的な観光地になることと確信しています。2024年、訪日外国人数やインバウンド消費が過去最高を記録する中、Uberアプリは約130カ国の観光客に利用されています。地域交通をより便利にすることで、白馬村の経済成長と全国的な地方交通課題解決のモデルケースとなることを目指します。Uberは、今後さらに積極的に日本全体への投資を加速し、地域社会や経済の発展に貢献してまいります」
白馬村観光大使 上村愛子さん。
記者発表最後は、Uber利用方法を上村愛子さんがデモンストレーションされました。
上村さんご自身も海外に行った際は、Uberアプリを活用しているということで、Uberの良さを熟知していて、白馬村での利用が始まれば、海外からの旅行者の利便性が上がる点について、具体的に説明してくださいました。Uberアプリ利用のメリットは何といっても、対応言語が豊富な点で、ストレスなく配車やレストラン予約ができることのようです。オーバーツーリズム解消で、白馬滞在を多くの人にとってよりよい時間に出来る点において、世界規模で利用者が多いUberアプリは、12月1日からの白馬村でのサービス開始を前に、すでに高い期待値のようです。
※記者発表及び、配車でモンストレーションの模様をYOUTUBEにて公開予定(2024.11.28予定)
[白馬村とUber Japan株式会社との包括連携に関する協定 概要]
目的:Uberと白馬村がパートナーとして、対話を通じた密接な連携により、村域の移動サービスの向上及び村域の成長・発展を図る
連携事項:目的を達成するため、相互に情報及び意見の交換に務めるとともに、次の事項について連携し、協力する。
(1) 地域内でのサービス周知
(2) サービス利用促進のための地域事業者等への働きかけ
(3) サービスの導入及び利用促進のための情報連携や地域事業者等の紹介
(4) ホームページやアプリ等でのサービス利用促進
(5) メディア向けのサービス情報の発信
(6) サービス利用状況等に関するデータ提供
(以下は Uber Japan 株式会社発行プレスリリース情報から抜粋)
Uberについて
Uber Technologies(以下、Uber)は、誰でもボタンひとつで簡単に、安心に、快適に移動ができる世界を目指す米国発のテクノロジー企業です。「どうすればボタンひとつで車を呼べるか?」という創始者のシンプルな疑問から、2010年に米国サンフランシスコでアプリを通じた配車サービスをスタートしました。現在Uberは人の移動だけでなく、食材、料理、日用品などのデリバリーなど、あらゆる人・モノの移動の仕方を変えるプラットフォームを世界約70カ国・10,000都市以上で展開しています。
Uberの配車サービスについて
Uberは、ドライバーと乗客をオンデマンドでつなぐ配車プラットフォームを世界約70カ国で提供しており、日本では16都道府県21都市でタクシーの配車が可能な「Uber Taxi」、プレミアムなハイヤー車両や最大6名乗りのワゴンを配車できる「Uber プレミアム」のサービスを提供しています。また京都府京丹後市、石川県加賀市において自治体とのパートナーシップによる自家用有償旅客運送(自治体ライドシェア)を、2024年4月からはタクシー会社とのパートナーシップによる自家用車活用事業(日本版ライドシェア)のサービス提供をサポートしています。
当記事の詳細、お問合せは白馬村役場 観光課
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