まだまだ伸び代があるチームで、W杯までにどの様にチームが成長するか注目!
7月23日(火)、日本ラグビーフットボール協会青山オフィスにて、6月、7月の総括が開かれました。
(登壇は日本代表チームディレクター永友洋司氏、エディーHC)
記事:宮古眞行
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永友チームディレクター
今日は暑い中、お越し頂きありがとうございます。先日イタリア戦にて、今回夏における、試合が終了しました。
各会場にて、メディアの方々に色々な角度から取り上げて頂き、ありがとうございました。
試合の結果に関しては、私達が望むべき、”勝利する”という結果ではありませんでした。
ただ、次のシリーズが始まっていく訳ですが、あくまでも2027年のW杯に向けて、エディーHCが取り組んでいる、チーム強化、目指すべき方向は、間違っていないはずです。
エディーHC
まずは非常に厳しいスタート。
テストマッチに関しても、負けた試合からスタートしてしまうとその後厳しいのは否めない。
しかしながら、チームが向かうべき方向性に関しては、非常に希望を抱いている。
チームを作り上げていくのは、非常に時間がかかってしまう。チームをスタートしたばかりと言ったところでは、まだまだ先は長い。
我々としては、イングランド戦、イタリア戦、ジョージア戦では上手くいっているシーン、ラグビーが出来ているシーンが見られる。
特にジョージア戦ではレッドカードで1人少ない場面に置いて、非常に上手くいった局面が多かったと思う。
若い選手の育成と言った部分でも、矢崎(現 早稲田大学2年)に関しましては、世界のトップランクの試合に3回の出場をしています。
それぞれの状況において、非常に上手く対応していたと思う。今後、30cp、40cpを重ねる可能性があるプレイヤーだと思うと、まだまだ未来がとても怖いくらいだと思います。
FWに関しても、若いプレイヤーが多く、イタリア戦においても、上手く行かない状況が続きましたが、この様な経験を糧にして、時間をかけながら、成長していく余地があると思います。
皆さんが、結果に関しては残念に思っている事は承知しておりますし、私自身も結果に対して、悔しいと思っています。ですが、方向性に関しては決して、間違った方向に進んでいるのは思いません。
今まで、古い体制のチームを若いプレイヤー中心とした、チーム作りをしている段階の為、そのことに関しては忍耐、根気強く取り組む事が大切だと思っている。
メディアの質問
ー 積み上げている事が身になり、強いチームに勝つのはいつ頃になるか。
エディーHC
正直な答えをすると、いつかは答えられない。
若いチームを育てる、成長させるという事は、チームとして、いかにハードワークし続ける事が大切となっている。どこかのタイミング、試合で、ブレイクスルー「突破口」となる試合があると思う。その様な、試合を経る事で、チームの急成長に繋がると思う。
これまでの経験から答えると、2012年、ウェールズ戦がまさに突破口となった試合だと感じている。その様な事を重ねていく事で、自分達の信念に繋がり、信念があるからこそ、自分達の成長に繋がると思います。
いつ勝てる、いつ結果が出せるなど、プランとして、言えれば良いが、成長段階なので、いつと言う、正確な答えは出来ません。
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ー やりたい事をプレイヤーはどのくらい理解できているか?
エディーHC
とても良い質問です。
それぞれの試合の最初の20分を見ていると、自分としては、我々の抱いているラグビーを十分理解していると思う。但し、どうしてもプレッシャーがかかる場面では、これまで培ってきた、古い育成、悪い育成が体現されているかなという事が感触です。
理想と現実では、プレッシャーに打ち負けてしまう。トレーニングの中で、プレッシャーに打ち勝つトレーニングをしていく必要がある。
こう言った点に関しては、PNCでも体現していきたいと思ってます。
チームの中でも、それぞれ意見があるプレイヤーも居ますが、JAPANでプレーするのであれば、集団的なスピードで挑み、相手に勝っていく事が、正しい方向性だと信じています。
ー ハーフ団の起用を固定するのか変えながら試合をするか?
エディーHC
4年間のプランで進めて行きたいと思っている。初年度に関しては、個々のプレイヤーにどの様な才能や能力があるか見極めていく期間。2年目、3年目に関しては、連携の部分に力を入れていく。最後の4年目で、ベストな33人を選ぶつもりだ。
ー PNCの目標、齋藤選手はトップ14に専念か?
エディーHC
まず、斎藤選手に関してはトゥルーズに移籍が決まっている為、PNCには参加いたしません。
トゥルーズには我々、チーム全体からも全力で送り出していますし、とても良い経験になると思う。
PNCの目標は勝つ事、優勝する事。
それと別にチームがいかに進化し続けれるか、JAPANラグビーを胸にどれくらいプレーする事ができるか。そこが大切になってくる。
ー 大学生プレイヤーが大学に戻って、期待する事は?
エディーHC
今後のJAPANラグビーの成長は大学生プレイヤーに掛かっていると思う。
また、現メンバーの大学生プレイヤーが大学に戻り、トップレベルで培ってきた事を大学内に落とし込み、大学ラグビーレベルの底上げをしてほしい。そうすることにより、未来のJAPANラグビーのレベルが高くなる。
今回の取材で私が印象に残っている事は、チームが若手中心に作られているチームであり、成長段階という事が印象的です。
まだまだ伸び代があるチームで、W杯までにどの様にチームが成長するか、とても楽しみです。(宮古眞行)
記事:宮古眞行
幼少期からラグビーを始め、大学卒業までラグビーをプレー
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