オープン日決定!『チームラボボーダレスジッダ』についての続報です!
中東の国、サウジアラビア西部に位置するジッダで建設中の、チームラボボーダレスの常設展示場の話題をご案内しましたが、その続報にて、『2024年6月10日(月)にいよいよオープン!』すること、そして、敷地面積1,000,000㎡に及ぶその広大な施設内に繰り広げられるアート作品群について、チームラボ公式による解禁情報をできる限りご紹介させていただきます。
さすがのスケール感。これも全体の作品群のほんの一部と思うと、いつかは現地に赴いてチームラボボーダレスジッダで没入体験したくなりますね。
今回は皆様にとってもきっとそのプロローグ。当ページの中を回遊して、じーっくりお楽しみください。
ー紀元前にまで遡る文明の痕跡のある歴史都市ジッダー
新たにオープンするチームラボボーダレス ジッダは、ユネスコ世界文化遺産 ジッダ歴史地区 を見渡すアルバイン・ラグーンのほとりに常設され、その延床面積は、約10,000平方メートルに及び、「Borderless World(ボーダレスワールド)」、「運動の森」、「学ぶ!未来の遊園地」、「ランプの森」、「EN TEA HOUSE – 幻花亭」によって構成独立しながらも複雑に関係し合う、約80の作品群が展示されます。
ハイライト動画「運動の森」 (C) チームラボ
オープン日:2024年6月10日(月)
チケットは5月末より、チームラボボーダレス ジッダ 公式ウェブサイト にて販売開始!
チームラボボーダレスとは?
チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」です。オープンに向けてチームラボは多数の大規模な作品を制作中で、この度、超巨大な創造的運動空間「運動の森」と、共創(共同的な創造性)のための教育的なプロジェクト「学ぶ!未来の遊園地」の作品群を新たに公開します。
チームラボ代表 猪子寿之氏 ー「身体による立体的思考、高次元的思考」を高めてほしい ー
「運動の森」は、「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」をコンセプトに空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」です。来場者は、複雑で立体的な空間で、強い身体性を伴って、身体ごとインタラクティブな世界に没入します。“ 人間は身体で世界を捉え、身体で考えている。複雑で立体的な世界を自らの身体で探索するとき、人は、世界を身体によって立体的に捉え、思考は立体的になっていく。僕らはそのように考えています。「身体による立体的思考、高次元的思考」を高めてほしい、そのように考えて、「運動の森」というプロジェクトをはじめたのです。空間認識能力は、イノベーションやクリエイティビティと相関関係があると言われています。僕は地方の田舎で育ち、裏山で遊んでいましたが、現在の社会や学校では、身体は固定されてしまっている。都市は本やテレビ、スマートフォンの画面など平面情報に囲まれすぎていると思います。なので過度に身体を要求するような立体的な場をつくりました。身体でアートを知覚していく場です 。”
一方で、「学ぶ!未来の遊園地」は、共同的な創造性、共創(きょうそう)をコンセプトにした教育的なプロジェクトであり、他者と共に自由に世界を創造することを楽しむ「遊園地」です。
人々が、他者と共に自ら何かを創ることによって、一つの作品ができていきます。そして、人々が新たに創り続けることによって作品世界は延々と変わっていきます。
「学ぶ!未来の遊園地」コンセプト詳細:
https://www.teamlab.art/jp/concept/future-park/jeddah
運動の森
ゆっくりと浮上したり沈んだりし続ける、巨大な卵型のOvoid群。人が叩くなど衝撃を受けると、色を変化させ、色特有の音色を響かせる。その周辺のOvoidも次々に呼応し、同じ色を輝かせ同じ音色を響かせ、連続していく。
あおむしハウスの高速回転跳ね球
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
https://www.teamlab.art/jp/ew/rapidlyrotating-jeddah/jeddah/
「高速回転跳ね球」は、人が踏むと、飛び跳ねることができる球体。球体は、高速に回転しているが、人々が近づくと、回転が止まり、踏みやすくなる。
人々が球体を踏むと、球体は輝く。同じ色の球体を連続して踏むと、球体の中が弾けて空間に広がり、さらに連続して踏むと、あおむしが生まれる。最後まで連続して同じ色の球体を跳び続けると、空間のその色の球体が全て弾け、たくさんのあおむしが生まれる。
マルチジャンピング宇宙
teamLab, 2022-, Interactive Digital Installation, Sound: DAISHI DANCE
https://www.teamlab.art/jp/ew/multijumpinguniverse-jeddah/jeddah/
「マルチジャンピング」は、複数人が同時に飛び跳ねることができる伸縮する床。自分がいる場所が沈んだり、普段より高く飛び跳ねることができる。
人々が「マルチジャンピング」に乗ると足元が沈み、そこに時空のひずみができ、星くずが集まって星が生まれる。星の上で飛び跳ねると、星は動きはじめる。移動する星を追いかけて、星の上で飛び跳ね続けると、星は成長していく。飛んでくる彗星が星の上に来た時、彗星を踏むと、爆発して星は大きく成長する。星は一生を終えると星くずになり、新しい星の源になっていく。
非常に大きく成長した星はブラックホールになり、周りの星屑と星を吸い込んでしまう。
つぶつぶの地層のふわふわな地形 – A Whole Year per Year
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
https://www.teamlab.art/jp/ew/softterrain-jeddah/jeddah/
「ふわふわな地形」は、非常に柔らかい立体的な坂。様々な光の粒が、地形に沿って高いところから低いところへと流れていき、地層模様を描くかのように重なっていく。人がいる場所は沈むので、光の粒は、沈んだ場所に集まってくる。歩くと、粒は弾けて混ざり、地層模様が変化していく。光の粒は、現実の時間の流れの中で、季節に合わせて移り変わっていく。
イロトリドリの群れの中のエアリアルクライミング
teamLab, 2018-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
https://www.teamlab.art/jp/ew/coloredbirds-jeddah/jeddah/
「エアリアルクライミング」は、ロープで吊られた棒が、空中に立体的に浮かんでいる空間。人々は、落ちないように、その棒を使って空中を立体的に渡っていく。棒は連結されているため、他の人による棒の動きが、自分が乗っている棒に影響を与える。選択するルートによって棒の組み方が違い、さまざまな棒の連結のされ方によって、それぞれ違った体験となる。
さまざまな色の棒は、人が乗ると強く輝き、棒の色特有の音色が響きはじめる。多くの人がさまざまな色の棒に乗ることで、音色は重なっていく。
空間には、群鳥が自由無礙に飛び回っている。鳥は、人の近くを飛ぶ時、人が乗っている棒の色を取って、その色に変化する。
学ぶ!未来の遊園地
つながる!積み木のまち
teamLab, 2016-, Interactive Digital Installation, Wooden blocks, Sound: Hideaki Takahashi
https://www.teamlab.art/jp/ew/blocktown-jeddah/jeddah/
積み木を置いて、列車や車など、いろんな乗り物が走る街を作る。同じ種類の積み木は繋がって、乗り物が走りだす。積み木がたくさんうまく繋がると、乗り物は進化していく。
スケッチオーシャン
teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
https://www.teamlab.art/jp/ew/sketchocean-jeddah/jeddah/
この海は、みんなが描いた魚たちが泳ぐ海。
紙に自由に魚の絵を描くと、描いた絵に命が吹き込まれ、目の前の海でみんなが描いた魚と共に泳ぎだす。泳いでいる魚は触れることもでき、触れられた魚は、いっせいに逃げだす。エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることもできる。
魚たちは部屋を出て、他の作品の境界を越えてミュージアムの中を泳ぎ始める。中でも、マグロは、ミュージアムの物理空間を超えて、世界の他の場所で行われている展覧会の《スケッチオーシャン》や《世界とつながったお絵かき水族館》の海まで泳いでいく。また、世界の他の場所で今描かれたマグロが、目の前の《スケッチオーシャン》の海の中に泳いで来ることもある。
こびとが住まう宇宙の窓
teamLab, 2022, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
https://www.teamlab.art/jp/ew/littlepeople-universe-jeddah/jeddah/
この窓は、こびとが住んでいる宇宙の窓。
光のペンで線を描いたり、光のスタンプを押したりして、絵を描ける。描かれた線は、色ごとに不思議な力を持っていて、こびとたちの世界に影響を与える。押されたスタンプは、こびとたちの世界に出現して、動き出す。黄色の線は、こびとを強く跳ね返し、こびとは飛んでいく。青色の線は、こびとをどんどん加速させ、こびとは速くなっていく。
周りの人と一緒に、大きな絵を描いたり、たくさんのスタンプを押して、こびとたちの世界に新たな世界を描いて様々な力を与えると、こびとたちはより果敢に遊びはじめる。
こびとが住まう奏でる壁
teamLab, 2017-, Interactive Digital Installation, Sound: teamLab
https://www.teamlab.art/jp/ew/littlepeople-wall-jeddah/jeddah/
この壁は、こびとたちが住んでいる奏でる壁。
こびとたちは壁の中を走り回っていて、こちらには気づかない。しかし、キノコや羊小屋、長い氷の棒などいろいろな形のスタンプを壁にくっつけると、スタンプが、こびとたちの世界に出現する。こびとたちはそれらに気が付いて、飛び乗ってくる。スタンプの種類によって、こびとたちはすべったり、ジャンプしたり、よじ登ったりする。スタンプを外すと、こびとの世界に出現したスタンプがこびとの世界にしばらく残る。
様々な種類のスタンプをくっつけていくことで、こびとたちは大喜びで遊ぶ。
壁の上からは、ニコニコの種が落ちてくる。ニコニコの種がスタンプに当たると、スタンプの種類によって、いろいろな音色を奏でる。そしてスタンプの出現した壁の高さによって、その音色は音の高さが変わる。様々なスタンプによって、壁は音楽を奏ではじめる。
こびとが住まうテーブル
teamLab, 2013-, Interactive Digital Installation
https://www.teamlab.art/jp/ew/littlepeople-table-jeddah/jeddah/
このテーブルは、こびとたちが住んでいるテーブル。
こびとたちはテーブルの中で走り回っていて、こちらには気づかない。しかし、テーブルの上に手を置いたり、物を置いたりすると、こびとたちは気づいて、飛び乗ってくる。置く物の形によって、こびとたちはすべったり、ジャンプしたり、よじ登ったりする。たくさんの物を置くことで、こびとたちは大喜びで遊ぶ。
チームラボボーダレス
チームラボボーダレスは、チームラボの境界のないアート群による「地図のないミュージアム」です。アートは、部屋から出て移動し、他の作品と関係し影響を受け合い、他の作品との境界線がなく、時には混ざり合います。チームラボボーダレスは、そのような作品群による境界なく連続する1つの世界です。人々は、境界のないアートに身体ごと没入し、「境界なく連続する1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見する」のです。
中東初となるチームラボボーダレスは、「Borderless World(ボーダレスワールド)」「運動の森」「学ぶ!未来の遊園地」「ランプの森」「EN TEA HOUSE – 幻花亭」によって構成され、独立しながらも複雑に関係し合う約80の作品群を展示します。
紀元前にまで遡る文明の痕跡のある歴史都市ジッダ。延床面積約10,000平方メートルに及ぶチームラボボーダレス ジッダは、ユネスコ世界文化遺産 ジッダ歴史地区 を見渡すアルバイン・ラグーンのほとりに常設されます。
紅海沿岸の都市ジッダに位置するチームラボボーダレス ジッダは、ユネスコ世界文化遺産 ジッダ歴史地区 を見渡すアルバイン・ラグーンのほとりに常設される。
teamLab Borderless Jeddah(チームラボボーダレス ジッダ)
https://www.teamlab.art/jp/e/jeddah/
#teamLabBorderless
Culture Square, Jeddah Historic District, Jeddah
https://maps.app.goo.gl/myUrjCmXdAhuezBz8
開館日
2024年6月10日(月)
ティザー動画
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