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《ラグビー・TADコラム》高校ラグビー花園出場校特集 古豪復活

【プロフィール】
スポーツファンライターTAD
高校、大学でラグビーを経験。卒業後NZのクラブをはじめ世界4ヵ国でプレー。
現在はファン目線でラグビーを観戦。強豪国から今後が楽しみなラグビー途上国にも注目して
一般の方たちにもわかりやすくラグビーの楽しさと魅力を伝えるのがテーマ。

 

【高校ラグビー花園出場校特集 古豪復活】

 

昭和の高校ラグビー界に詳しい方なら目黒.久我山時代についてご存知の方も多いでしょう。

その目黒高校(現:目黒学院高校)は、名将梅木先生が未経験者にイチからラグビーを仕込み3年間で全国レベルの選手に育て上げるチーム。それは過酷と一言では片付けられないくらいのスパルタで、当時話題だったスパルタヨットスクールの戸塚ヨットスクールがまだまだ甘いって言わしめたほどだとか・・・。当時の高校ラガーたちはあのエンジの目黒のジャージを見るだけで震え上がるくらいの威圧感と憧れを持たれるチームでした。

当時の目黒のラグビー自体はすごく合理的で、近年、エディーさんが採用して有名になったポットシステムに近い発想のアタックシステムを採用してたのを記憶してます。

40年以上前にポットシステムを採用してるなんて、やはり梅木先生はすごい方でした。

目黒の出身で1番有名な選手は、ラグビー界のレジェンドこと松尾雄二さんですね。

そんな目黒と永遠のライバルとされてるのが國學院久我山。

同じ東京都にある両校は、明治大学の八幡山グランドで毎週のように明大1年生チームを交えて三つ巴で練習試合を行ってたようです。

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東京以外に目を向けると、東北の雄の秋田工業が出場を決めました。

秋田工業と言えば、ラグビーの申し子と言われた世界のウイング吉田さんを思い出します。速い、強い、キックも蹴れるし、ずば抜けたキャプテンシーで秋田工業、明治大学、日本代表で活躍されてました。

西に目を向けるとあのスクールウォーズのモデルとなった旧伏見工、現在の京都工学院が強豪京都成章を10-8で破り9大会ぶりに花園出場を決めた。

伏見工と言えば、ミスターラグビーこと平尾さん、大八木さんをはじめ薬師寺さんと

挙げたらキリがないほどの名選手を排出してます。

今大会、久しぶりの花園の舞台で赤いジャージが躍動することを期待してます。

また今週末は、奈良県の決勝戦も行われます。

奈良県と言えば、天理高校。純白のジャージでフラットに近いパスに選手たちが走りこむ

ディフェンスは天理伝統の速い詰めと低いタックル。

非常にシンプルなラグビーですが一つ一つのプレーが洗練されており精度が高い。

天理vs御所実業の決勝戦、楽しみにしてます。

 

今回は古豪という事にスポットライトを当てて紹介させていただきました。

今大会は初出場のチームがまだない状態です。

高校ラグビー界に風穴を開けるような初出場の高校が出てくることも期待してます。

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