【特集】RWC　ラグビーワールドカップ2023の開幕カードは、地元フランス代表VS王者ＮＺ優勝候補にあげられる両国がいきなり開幕戦で激突！

TABITO・ラグビーワールドカップ2023フランス大会特集を盛り上げてくれる、スポーツファンライターTADのコラムをお届けします。

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注目選手や試合展開を予想、随時更新していきます！

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フランスの夏の風物詩である『ツールドフランス』が終わったばかりの2023年9月8日（金）、パリ郊外のスタッド・ド・フランセには8万人の観客が詰めかけ、これから1ヵ月強続く宴の始まりを満喫することでしょう。

ラグビーワールドカップ2023の開幕カードは、地元フランス代表VS王者ＮＺ。
優勝候補にあげられる両国がいきなり開幕戦で激突！
勝った方が優勝確率がぐっと上がる好カード。

ＮＺ代表オールブラックスのハカ（戦いの前の儀式）は『カ・マテ』か『カパ・オ・パンゴ』か。どちらにしてもすごい迫力でしょう。

また迎え撃つフランス代表は、オールブラックスのハカにどのように対処するのであろうか？　ハーフウェイライン付近で横一列に並び腕を組合い睨みつけて対応するか。

©JRFU

こんなことを考えているだけで楽しい今日この頃です。（ちゃんと仕事しろ～って？）
ちょっと早いですが、あくまでファン目線で開幕カードの予想をしてみましょう。

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先ずは両国のキープレーヤーを紹介します。

フランス代表のキープレーヤーは何と言っても世界最高峰のＳＨと呼び声高い

アントワンヌ・ディユポン選手。（※選手画像は追って掲載予定）
パスワーク、アタックセンス、キック、ラン・・・どれをとっても非の打ち所がない。

また彼の特筆すべき点は、ディフェンス力と献身的なサポートプレー。
彼の動きにＳＯのヌタマック選手がスパイスを振りかけて味を深める。
このハーフ団に注目です。

一方のＮＺ代表オールブラックスのＳＨはアーロン・スミス選手。（※選手画像は追って掲載予定）
こちらも世界最高峰のＳＨの一人。
2012年から現在まで10年以上オールブラックスのＳＨとして通算111キャップを誇る。
彼のプレーの特徴は、パスの速さと距離。それに戦況によってテンポを変えるといったゲームコントロール能力の高さ。
彼とコンビを組むのは、リッチー・モウンガ選手もしくはボーデン・バレット選手。（※選手画像は追って掲載予定）

アーロン・スミス選手とボーデン・パレット選手

タイプが違う両ＳＯ．リッチー・モウンガ選手はパスセンスに優れて他の選手を上手く動かすタイプのＳＯ．対照的にボーデン・バレット選手は、自らブレイクラインが出来るアタックセンス抜群の選手。どちらがＳＯに入っても相手チームには非常に厄介な存在になるでしょう。

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【試合展望】

前半戦は、キックが多くエリアの奪い合いと両チーム相手のスタミナをロスさせる展開が予想される。
このような展開のゲームで重要なポイントは、不要な反則をしない。
これは国際試合の鉄則です。
現代のラグビーでは、キッカーの飛距離、精度が格段に進歩しており、40ｍ以内のところなら楽々ＰＧを成功させてくる。
このＰＧによる3点の積み重ねが後からボディーブローのように効いてくる。
ＮＺ代表がボールをキープしてＦＷでプレッシャーかけるようなゲームプランを取るとフランス代表としてはやりづらいのでは。
ただフランス代表は、相手のミスに乗じてシャンパンの泡のように湧き出るようなサポートプレーでボールをつないでトライを取るという伝統のシャンパンラグビーがあるので、ＮＺ代表としても不用意または強引すぎるアタックは禁物です。

【セットプレー】

スクラム・・・五分とみるが、ややＮＺ有利

ラインアウト・・五分

【アタック力】

ラインブレイク・・・ＮＺ代表有利

キック・・・・・五分

ラン・・・・・個々の能力ではＮＺ代表有利だが、サポート力、総合力でフランス代表

【ディフェンス力】

1対1・・・ＮＺ代表有利

組織ディフェンス・・ＮＺ代表がやや有利

総合的に予測しますと、『エリア重視の戦術』ならフランス代表にも勝機あり、逆に『ポゼション（ボールをキープ）重視の戦術』ならＮＺ代表が有利。

【予想スコア】