記事:スポーツファンライターTAD
ラグビーの得点源のひとつに『ドロップゴール』=DG というものがある。
ボールを落下させ一度地面で弾ませてからキックしてゴールを狙うもの。
先日、ラグビーを知らない友人から、『ラグビーのドロップゴールって何でノックオンとかスローフォワードにならんの? あれって一度前にドールを落としてるやんか。』って。
確かにです。言われてみればボールを前に落としてます。ノックオン、もしくは故意に手で前にボールを移動させてるのでスローフォワードにあたるかもしれな。
でも、何であれはOKなの?って聞かれると回答できませんでした。
どなたか知っている人いませんか?
ちなみにドロップゴールの動画が、J SPORTSのYOUTUBEショート動画に上がっていたので、ご参考まで☟
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さてこのドロップゴール、僕は現役時代に1度も試みることさえなかったプレーです。
決まるとめっちゃかっこいいし、決められると次のプレーからは相手に前にプレッシャーかけるディフェンスを選択せざるを得なくなります。
そうするとすれ違いにディフェンスラインの裏に出られるリスクが高くなります。
また背後にキックを蹴りこまれる恐れもあり非常にディフェンスしにくくなります。
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そんな花形プレーのひとつである『ドロップゴール』の名シーンを紹介します。
まずは、
前回の日本大会の予選プールウェールズvsオーストラリアの試合。
試合開始わずか30数秒でウェールズのSOダン・ビガーが決めたDG.
いったい何が起こったのかわからないくらいの早業でした。
2003年ワールドカップの決勝戦でイングランド代表のSOジョニー・ウィルキンソンが
決めたDGも劇的でした。2003年大会のイングランド代表の優勝は、ウィルキンソン選手の両足のキックから生み出されたといっても過言ではないでしょう。
2019年日本大会でもセンセーショナルなDGが生まれた。
プールC組のフランスvsアルゼンチン戦。後半29分アルゼンチンがフランス相手に20-21と1点差でリード。アルゼンチンがこのまま逃げ切るか。そんな空気が漂っているときフランスはDGの名手であるロペス選手を投入。
その1分後、ロペス選手はアルゼンチンのディフェンスをもろともせず30m越えのDGを決めて逆転に成功。
結局このDGが決勝点となる形でフランスが23-21でアルゼンチンを振り切り、プール戦突破の足掛かりとした。
僕個人的には、1995年大会の準決勝でNZ代表のNo.8ジンザン・ブルック選手が決めた45m越えの超ロングドロップゴール。
しかもジンザン・ブルック選手はFWの最後尾であるNo.8の選手。
通常FWがドロップゴールを蹴るなんて当時のラグビーの常識では考えにくいことでした。
そのFW選手であるジンザン・ブルック選手がワールドカップ準決勝という大舞台で
超ロングドロップゴールを決めた。あのシーンは今見ても衝撃的です。
はたして今回のフランス大会ではどのようなドロップゴールが飛び出すのか
楽しみに一つです。
【プロフィール】
スポーツファンライターTAD
高校、大学でラグビーを経験。卒業後NZのクラブをはじめ世界4ヵ国でプレー。
現在はファン目線でラグビーを観戦。強豪国から今後が楽しみなラグビー途上国にも注目して
一般の方たちにもわかりやすくラグビーの楽しさと魅力を伝えるのがテーマ。
ベストドロップゴール集 (ワールドラグビー日本チャンネル 2019/10/18 公開より)
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