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《BRANDit JAPAN》アゼルバイジャン観光局、東京にてB2Bワークショップを開催

2025.9.15更新

9月11日に開催されたアゼルバイジャン観光ワークショップの模様をお届けします。

「風の街」を意味する、バグーを首都に持つアゼルバイジャン共和国。
カスピ海の西に位置し、東洋と西洋文化が交差し独特な風土を育み、豊かな四季に彩られる美しい国です。石油と天然ガスの豊富な資源もまた有名で、人口約1000万人の小さな国ながら、情緒ある古い歴史の趣きと経済的安定がもたらす洗練された近代的な建造物が融合します。それを象徴するのが、首都バグーの街並みです。
9月11日木曜日。ヒルトン東京にてアゼルバイジャン観光ワークショップが開催され、日本国内の旅行会社やメディアが参加しました。この日は、アゼルバイジャンの観光や文化の紹介と合わせて、日本とアゼルバイジャンを観光で結ぶ、BtoBワークショップも実施されました。

アゼルバイジャン観光局によると、日本からの旅行者はまだ少ないと言います。2024年は、世界 196か国からおよそ 262万の外国人がアゼルバイジャンを訪れ、前年の208万人から25.9%増加しているということです。
※コロナ禍以前に記録された入国者数ピーク(2019 年、317 万人)
来訪者の国籍については、2024年は196か国(2023年の187か国)に増加しており、昨年 11 月に当地バクーで開催され
た COP29の効果であるようです。
近年の来訪者上位は、1位ロシア、2位トルコと変わりないのに対し、前年比 2 倍増でインドがイランを抜き3位となりました。
なお、東アジアでは、中国及び韓国が増加傾向にあり、中国、バクー間では、北京直行便があるほか、バクーから中国地方都市への直行便の新設が進められています。韓国もまた近年、アゼルバイジャン航空(AZAL)がバクー・ソウル間の直行便の運航が始まっており、今後も中国、韓国とのマーケットは増えると予想されます。それに対し日本・アゼルバイジャン間ではまだ直行便はなく、アゼルバイジャンに占める日本人旅行者の割合も低い現状ではあるものの、観光・ビジネスにおいて多いに市場を拡げることのできる発展途上にあると考えられます。

テーブルに参加者へのはおもてなしとして、伝統的なアゼルバイジャンのスイーツが並べられていました。

アゼルバイジャンの最も代表的な郷土菓子である「シェチェルブラ」。
餃子の皮のような白いパイ生地で包まれた焼き菓子で、かじると甘くザクザクとした食感が楽しめました。

もう一つの茶色いひし形のスイーツは、「パクラヴァ」。パイ生地の層に甘い蜜でコーティングされ、クルミ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドなどのナッツ類がふんだんに使われこちらも甘くザクザクとした触感でした。
トルコなど中東で伝わる伝統的なスイーツの一つです。

風光明媚なアゼルバイジャンの観光プレゼンテーションの後は、日本の旅行会社を招いたBtoBワークショップに移動。
中国・韓国はすでにアゼルバイジャンとのパッケージツアーが充実しているようですが、日本においてはまさに始まるといっていい観光市場です。
首都バグーの古都の風情と洗練された近代的な都市を体験できるのはもちろん、温泉やコーカサス山脈などで楽しめるスキーや豊かな自然環境のアクティビティなど、日本人旅行者が好む観光コンテンツが豊富に揃っているのは多くの日本人がまだ知らない、アゼルバイジャンの魅力ではないでしょうか。

アゼルバイジャンの伝統舞踊を、現地ダンサーの方はもちろん、この日は日本国内で活動している日本人グループもお披露目くださいました。
アゼルバイジャンの伝統舞踊や生演奏の音楽については、YOUTUBEでご紹介させていただきます。(近日公開)

正式名:アゼルバイジャン共和国 首都:バクー

  • 面積:8万6,600平方キロメートル(日本の約4分の1)
  • 人口:約1,050万人(2024年)
  • 言語:アゼルバイジャン語(公用語)、ロシア語も広く流通
  • 宗教:主にイスラム教シーア派
  • 通貨:マナト (AZN)
  • 国旗:青(テュルク民族)、赤(現代社会)、緑(イスラム)を象徴
アゼルバイジャンは、東洋と西洋の文化が交差する国で、ユネスコの世界遺産に登録されている旧市街(シルヴァンシャー宮殿、乙女の塔)があり、「風の街」を意味する、首都バグ―は、近代的なスカイラインと歴史的な旧市街が調和する美しい都市です。火の国と呼ばれるほど、古来から天然ガスが地中から湧き出て絶えず燃え続ける「ヤナル・ダグ(燃える丘)」が有名で、石油と天然ガスの資源が豊富で、石油産業の中心地としても有名です。
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アゼルバイジャン観光局は、2025年9月11日(木)にヒルトン東京(新宿)にてB2Bワークショップを開催します。

BRANDit JAPAN 

本イベントは、アゼルバイジャンと日本との観光交流をさらに強化することを目的とし、アゼルバイジャンの豊かな文化遺産、多彩な旅行コンテンツを日本人旅行者にとっての魅力的なデスティネーションとしてご紹介いたします。当日は、アゼルバイジャン観光局に加え、以下の観光関連企業4社が参加し、直接交流の場を提供いたします。

●アブシェロン・ホテルグループ
(Absheron Hotel Group)

●ワンダーウェイ・トラベル
(WonderWay Travel)

●ピラミダ・トラベル・バクー
(Piramida Travel Baku)

●CCAトラベル
(CCA Travel)

アゼルバイジャン観光局およびパートナー各社は、日本の旅行業界関係者ならびにメディアの皆様と新たなパートナーシップを築き、今後のコラボレーションの可能性を探ることを心待ちにしております。この機会にぜひ、アゼルバイジャンの美しさ、温かなホスピタリティ、そして観光ビジネスとしての魅力をご体感ください。

◆イベント概要

主催:アゼルバイジャン観光局
日時:2025年9月11日(木)15:00~19:00(受付開始 14:30~)
会場:ヒルトン東京「藤の間」
アクセスhttps://tokyo.hiltonjapan.co.jp/access/

◆プログラム

14:30 受付開始

15:00 プレゼンテーション

15:45 B2Bワークショップ

17:00 ディナー

17:30 アゼルバイジャン音楽&ダンスパフォーマンス、抽選会(19:00終了予定)

アゼルバイジャンを旅する:バクーの海辺からシルクロードの街シェキへ

アゼルバイジャンは、首都バクーに広がる歴史的な旧市街と現代的な建築のコントラスト、太古の岩絵や泥火山、シルクロードの息吹を感じられる街々など、驚きと魅力にあふれた国です。

文化と自然が重なり合い、古代の道と現代の街並みが出会う国——アゼルバイジャン。ヨーロッパとアジアの交わる場所にあるこの国は、訪れる人に新鮮な発見とインスピレーションを与えてくれます。山歩きや温泉リゾート、伝統文化、受賞歴のあるワインまで、旅のスタイルに合わせてさまざまな楽しみ方ができます。

バクー:歴史と未来が同居する街

カスピ海沿いに広がる首都バクーは、中世の趣と未来的なデザインが同居する街です。ユネスコ世界遺産の旧市街「イチェリシェヘル」には、乙女の塔やシルヴァンシャー宮殿が残り、石造りの街並みが長い歴史を物語ります。一方で、フレイム・タワーズやヘイダル・アリエフ・センターといった現代建築が、街の景色に未来感を添えています。海沿いのブルバールには公園やカフェが並び、のんびりと散歩を楽しむ人々でにぎわいます。

ゴブスタン:太古の物語が刻まれた大地

首都から少し足を延ばすと、ゴブスタン国立保護区に7,000点以上の岩絵が残されています。これは5,000~2万年前に暮らした人々の姿を描いたもの。近隣には泥火山が点在し、月面のような大地にユニークな景観を作り出しています。世界の泥火山の約700基が集中しているのも、アゼルバイジャンならではの特徴です。

ガバラとシェキ:シルクロードの面影

北西部のガバラは、一年を通して自然を満喫できるリゾート地。冬はスキー、夏は滝を巡るハイキング、四季を通じてラグジュアリーなウェルネス施設が楽しめます。さらにその先には、シルクロードの要衝として栄えたシェキが広がります。ユネスコ世界遺産のカーンの宮殿は、彩り豊かなステンドグラス「シェベケ」で有名。旧市街には石畳の路地やキャラバンサライが残り、名物のハルヴァ菓子を売る店が旅人を迎えます。周辺の村では、絹のスカーフ「ケラガイ」や銅細工、絨毯織りといった伝統技術が今も受け継がれています。

ワイン文化を楽しむ

アゼルバイジャンはワイン発祥の地のひとつ。マドラサやバヤン・シラといった土着品種から作られるワインは、豊かな香りと味わいで国際的にも高く評価されています。首都からバラケン方面に向かう途中には個性豊かなワイナリーが点在し、試飲やブドウ畑の散策を楽しめます。

首都の近未来的なスカイラインから、コーカサスの伝統が息づく村々まで——
アゼルバイジャンは、歴史と文化、そして人々の温かなもてなしが溶け合う旅先です。訪れるたびに新しい物語に出会える国として、今注目を集めています。

【当情報に関するお問合せ】
アゼルバイジャン観光局 イベント事務局(BRANDit Japan合同会社
担当:吉田
E-mail:natsumi@branditindia.com

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