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《TADコラム》6月28日(土)マオリ・オールブラックス戦】

 

【プロフィール】
スポーツファンライターTAD
高校、大学でラグビーを経験。卒業後NZのクラブをはじめ世界4ヵ国でプレー。
現在はファン目線でラグビーを観戦。強豪国から今後が楽しみなラグビー途上国にも注目して
一般の方たちにもわかりやすくラグビーの楽しさと魅力を伝えるのがテーマ。

 

 

今週末、ラグビー日本選抜チーム“JAPAN XV”とNZのマオリ・オールブラックスとの

準国際試合が行われます。

“マオリ・オールブラックス”?って何? 通常のNZ代表チームのオールブラックスと

なにが違うの? というような素朴な疑問を持つ方も多いでしょう。

そこで、NZのクラブでプレー経験もある私Tadがわかりやすいように簡単に

説明しましょう。

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そもそも“マオリ”って何?という疑問をお持ちの方々に簡単に説明しましょう。

マオリとはNZのポリネシア系先住民マオリ族のことを指します。

NZがイギリス領になる前から、おそらく何千年も前からNZに住んでいて

独特の文化を持っています。

NZ代表オールブラックスが試合前に行う『ハカ』は、マオリ族伝統の戦いの舞踊です。

 

マオリ族の特徴としてフィジカル的には、サモアやトンガといった

同じポリネシア系と同じように骨格が太く筋肉質で非常に勇敢な性格。

体重100㎏くらいある筋肉の塊が、低い重心の上のすごい速さで走り

前にあるものをなぎ倒す。スピード違反の暴走トラック。

そういったイメージを持っていただけたらわかりやすいと思います。

NZでは、先住民であるマオリ族に対して非常に高いリスペクトを持っており

そのマオリ族の血筋を受け継いだ選手たちで構成されるのが“マオリ・オールブラックス”

もちろんマオリ・オールブラックスの中には、国代表のオールブラックスに選出されている選手も数多くいます。

また、将来NZ代表オールブラックス入りを目指している若い選手もいます。

古くは、オールブラックスでもキャプテンを務めたジンザン・ブルック選手や当時世界最高峰のセンターと称されたノヌー選手など素晴らしい選手もマオリ・オールブラックスに選出された経験を持ちます。

 

では、その実力はいかに?

Tadが見たところ、主要10か国

(欧州6か国+NZ、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン)と同等の実力と

思います。

ラグビーのスタイルは、基本的にはNZ代表オールブラックスと同じでシンプルかつ

巧妙に相手を崩すラグビー。

オールブラックスに比べて、よりキックが少なくフィジカルで前進するという意識が高いように思えます。

 

JAPAN XVがフィジカル勝負に出るとちょっと厳しい。

JAPANが目指している、超速ラグビーでボールをワイドに動かすアタックと

ディフェンスでの規律を守れるかが勝敗の行方を決めるでしょう。

勝負は、後半残り20分。

NZは冬に入ろうとしている季節。一方日本はこれから夏本番を迎える。

コンディション的にはJAPAN有利。

前半不必要な反則を無くし、失点を抑えられたら勝つチャンスは充分あると思います。

 

ちなみに昨年は76日トヨタスタジアムでおこなわれた試合で、24-14JAPAN XVはマオリ・オールブラックスに勝利してます。

今年はどんな試合になるのだろう。

試合前の『ハカ』はどんなハカを披露してくれるんだろう?

マオリ族伝統のハカ『ティマタンガ』かな~

 

週末が待ちきれないTadでした。

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【マオリ・オールブラックス VS JAPAN XV

 

2025628日(土)秩父宮ラグビー場 18時 キックオフ

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