コラム2 : MaaSについて(観光MaaSのその前に)
こんにちは。前回の記事に続き、タイトルにある、観光MaaS(ここではMaaS)についてを、具体的にお話していきたいと思います。
まずは観光MaaSのその前に、そもそもMaaSとは何かを確認してみたいと思います。
またこの文字、何て読むのが正しいの?というところから。
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MaaSとは、 ・・・Mobility as a Service の略で、ICT(情報通信技術)を活用し、交通をクラウド化し、自家用車以外の全ての交通手段による移動を1つのサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新たな『移動』の概念を指します。
MaaSの読み方は、マースが一般的です。
(マーズと呼ばれる方もいるようですが)
このMaaSの、aaSの部分は、『サービスとして』という意味合いがあり、
様々な種類の〇aaSが存在します。私が何となくでも見覚えのあるもの、〇aaSの〇の部分のアルファベットと、言葉がイメージできるもので、7種類。
しかしネットで調べてみたところ、11種類とも、アルファベット分、すべてあるんじゃないか、なんて挙げている記事もあるほど、今 〇aaSは、IT界隈というのか、ちまたというのか、あふれているではありませんか。
では、Aから挙げてみましょうか。
Analytics as a Service
Bは、Backup as a Service とか、Blockchain as a Serviceとか。
Cは・・・
・・・脱線必至、戻ってこれなくなりそうなので、やめておきます。(笑)
ご興味ある方は、ぜひネット上にたくさん上がっていますので、お調べください。
MaaSの内容に戻しまして、重複しますが、
Mobility as a Serviceは、ICT(情報通信技術)を活用し、交通をクラウド化し、自家用車以外の全ての交通手段による移動を1つのサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新たな『移動』の概念を指します。
具体的な内容を例に挙げてみますと、下記のようなイメージです。
♪ カーシェアリングサービス
♪ アプリケーションデリバリー
♪ 案内・予約・決済 統合のアプリ
♪ 目的地までの最適な移動ルートを検索できるアプリ
♪ ドライブマッチングサービス
♪ ライドシェアサービス
etc…
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アプリケーションデリバリーの代表例といえば、Uber eatsでしょうか。
ここでピンと来た方も多いかもしれませんね。
プラットフォームやアプリを用いることで、効率的に、様々なサービスを受けたり、提供することが出来るというように、今すでに、様々なシーンでMaaSは活用されているのです。
※プラットフォームやアプリを導入しなくても、MaaSの活用はできるようです。
良かったら、思い当たるサービスがMaaSなのか、またどんな企業がどのようなシーンでMaaSを利用し、サービスを提供しているのか、調べてみてください。何よりあなたが普段何気なく活用しているものに、MaaSがすでにあるかもしれません。
ちなみに、一番わかりやすい例を挙げると、音楽のサブスクリプションサービスでも、〇aaSの概念に基づき、現在利用者を急増させています。視聴する側のサービス利用と、音楽をクラウドにアップロードする製作者やアーティスト側のサービス利用と2方向の用途があり、厳密にいうと、〇aaSそのものの活用とは異なりますが、分野としては、サブスクリプションサービス自体が、〇aaSを元に展開しています。
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では次に、MaaSの利点や、期待される効果、価値を挙げてみましょう。
♪ 都市部や、ピーク時の渋滞緩和
♪ 通常アクセスが悪い場所でも、合理的で効率的に交通手段を利用できる
♪ スマートシティ展開へ加速
♪ モビリティ資源の有効活用
♪ 従来タイプより新しいモビリティの有効活用、利用価値増
etc…
おそらく、挙げようと思えば、まだまだたくさんあるのでしょう。
現時点で効果が出ているもの、利便性に貢献できるもの、さらには、今後の発展に期待も拡がります。
しかし、現実的には、その通りの効果が出たり、新たな価値につながるか、難しい場合があることも否めないようです。
例えば、過疎化が進んだエリアや、アクセスの悪い場所で、本当に思うように、移動手段が得られるか。目的地までスムーズにアクセスできるか。
場所やシーンによっては課題があるもの、期待値のわりにMaaSによる効果があまり得られないものも出てくるであろうと予想されます。
そもそも、マッチングサービスの場合だと、それなりに利用者が同じ場所、タイミングで利用しないと、希望を叶えるのは難しい、ということも出てきそうですし、絶対数が少ないとどうしてもニーズに答えられる内容に行きつきにくいでしょう。
さて、これまではMaaSについてを、かいつまんでご案内してきましたが、
これからが本題です。
MaaSはMaaSでも、このコラムでクローズアップしてお話していきたいのは、観光MaaSと呼ばれるものです。
観光MaaSって、具体的にどんなことを指すのでしょうか。
MaaSとそもそも違うんでしょうか。
次のコラムにてご案内していきます。
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